歩む道
そしてあの終始無言だった茶髪の男の子とバッチリ目があった。
その瞳の奥にはなんとも言えない様な哀しみがあって…。
でも懐かしい感じがして…。
釘付けになりそうだった。
私はそんな思いを抱き、教室を後にした。
…あの懐かしさはなんだったんだろう…。
そう考え始めた私がいた。

これが彼との出会い。
この時感じた、彼はただものではないと。
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