彼氏と鬼ゴッコ!?
そう言って私達は、場所を他のお店に移して、冬馬にお昼をおごってもらいつつ、冬馬と少し話しをしたわ。

「…そんなに、したいの、私と?」

「こ、声がでけーよ、バカ!


…うん、したい。」

「でもさあ、それは単に、あの映画に触発されたからじゃないの?そんな感じがするんだけれど。

…なんかさあ、心がこもってないって言うか、私の体だけが目当てみたいに思えちゃってさあ。それが寂しくて…」

「…そんな事ねえよ。」

「えっ?」

「女の子だったら、誰でも良い訳じゃない。
女の子としたい、じゃない!美由紀としたいんだ!」

「ちょっ、ちょっと声がでかいわよ、馬鹿っ!


…でも、少しだけ安心したかも。」



「…そろそろ続き、やるか?」

「うん、続き…しよ。」


…そして散々追いかけ追いかけられて、

二人へとへとになって、

もう疲れたって二人顔見合わせて笑って、

ライトアップより早く大観覧車に二人仲良く乗り込んでキスして、

観覧車はライトアップして…
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