ずっと心に君を



ノートやペンなど
講義に必要なものを
出し終えると彼女は
「私、要遥香。よろしくね。」
と言ってきた。




「私は…中原亜季。」




「アキか、かわいい名前だね!
アキって呼んでいい?」




「うん!」




「へへっ//私もハルでいいよ♪
これからよろしくね!!
てか、アキ大人っぽいから先輩だと思ったよ!」




「こちらこそっ♪
そんなことないって、
私はすごくびっくりした」




二人で笑い合ってると
講師が入ってきて
授業が始まった。


授業を受けて思ったのが
まず、授業の長さ。

高校の時から
大学は倍ぐらいある
って聞いてたから
覚悟はしてたけど…


90分の長さに圧倒された。


そして
一度に受ける生徒の数。


社会議論講義室は
この大学の中でも
5本の指に入るくらい
大きな部屋なのに


空いている席が
ないくらいに
人だらけだった。


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