嫌いなあいつは婚約者



あれ、真巳先輩…?



体育館につくと、辺りをキョロキョロとする真巳先輩が目に入った。

正直、今の私が真巳先輩と会って…ましてや話すのなんて堪えられない、と思う。





私は気付かれないように、真巳先輩から避けて移動した。







体育館内は人が多すぎて身動きがとりにくい。
しかも、その全員が私の学校の生徒たちだった。






水野さんを探していると、舞台の上に立っていた男の人がマイクを持って喋り始めた。










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