嫌いなあいつは婚約者


「ほんと何回も言いますけど、人のもんに手出すのやめてもらえませんか?」




私を庇うように前にたった松田。


えっ、なんで!?




体育館がざわつく。
私の後ろでは、真巳先輩が放心状態で突っ立っていた。

そして、修羅場だ!と誰かが声を上げはじめる始末。




頭が混乱している中、私の目の前では話しが進んでいた。










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