【完】愛する君と、
「はぁ…無理矢理でも汗出してやろうか?」
「へっ…?」
「まぁ、ベッドで体密着させて、動いたら汗出るよな」
「は、ちょっ」
「俺だって男だしぃ? 自分の部屋で好きな女が寝てたら欲情しますけど」
「ぇ、ちょっ、な、直紀?!」
俺が優の体に被さると、優はギュゥッと目を瞑った。
ったく…。
「バァカ」
コツンと優の額に自分の額を打つけ、優の上から退いた。
「病人を襲う趣味は俺にねーよ」
「なっ…!」
「でも、早く寝ないとマジ無理矢理でも寝させるぞ」
「…それは、どういう…」
「ぁ、気になる? なんなら唇で気絶させようか?」
「…バカ」
「ってか、マジ寝てくれ」
俺がそう言うと、伝わったのか、優はそっと目を閉じた。