おもちゃのユビワ
「拓兄ちゃん、私になんて言ったと思う?」
「何?」
「『ナオ、化粧なんかやめとけよ。』
って言ったんだよ。」
「拓巳さん化粧嫌いなのかな。」
「そんなことないと思う。拓兄ちゃんの友だちだって化粧くらいするし。」
「ナオの化粧、ナチュラルにできるようになったのに。」
「やっぱ拓兄ちゃんにとって、私は妹なんだ。ほら、いつまでも妹だから化粧とかやめてほしいんだよ、きっと。」
「あー、分からないでもないかな。ごめんね、私余計な事したね。」
「ううん、紗季のせいじゃない。」
「それよりも、妹としかみてくれない事がハッキリ分かったのが、ショックなの…」
「何?」
「『ナオ、化粧なんかやめとけよ。』
って言ったんだよ。」
「拓巳さん化粧嫌いなのかな。」
「そんなことないと思う。拓兄ちゃんの友だちだって化粧くらいするし。」
「ナオの化粧、ナチュラルにできるようになったのに。」
「やっぱ拓兄ちゃんにとって、私は妹なんだ。ほら、いつまでも妹だから化粧とかやめてほしいんだよ、きっと。」
「あー、分からないでもないかな。ごめんね、私余計な事したね。」
「ううん、紗季のせいじゃない。」
「それよりも、妹としかみてくれない事がハッキリ分かったのが、ショックなの…」