おもちゃのユビワ
秀二は小池を建物の陰まで連れてきた。



「聞いてくれ。俺は小池の気持ちには応えられない。俺はナオが好きなんだ。これからもそれは変わらない。」



小池の顔がどんどん曇っていった。



下を向く小池に秀二は誤った。



「ごめん。小池が俺のことを想ってくれて嬉しかったよ。」



小池は顔をあげた。



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