失恋少女とヤンキーと時々お馬鹿
晩ご飯はみんなで一番部屋の大きい陽の部屋で食べた。
「うまっ!」
「「「「「……」」」」」
美味しそうに食べるあたしを見て、無言になるみんな。
「何?」
そんなにあたしの顔は馬鹿に見えるか?
「お前、普段何食ってんだよ」
大雅が呆れたように呟くから、誤解していると思った。
「たまごかけご飯とか?」
「「「「「……」」」」」
無言。
あたしがたまごかけご飯食べてるのがそんなに気に食わないのか!
「ステーキとか食べてるのかと……」
大雅の言葉をあたしは大声で笑い飛ばしてやった。
「無理無理。あたしにそんなもん毎日食べられると思う?」
「思わん」
「否定が早いわっ!」
一度深呼吸をして息を整える。
「あたしにはマナーばかり気にする食べ方は窮屈なの!」
そうちゃんとまとめた。
のに、大雅が、
「まぁ、お前ならステーキ食べてるときに、“むーりー”とか言いそうだもんな」
「ほっとけ」
なんて失礼な奴らなんだ。