キミが教えてくれたコト。
「よ、琴美!」


「よ!ッじゃないでしょ!」


ったく何だこの呑気なお方は・・・・。


「何しに来たのよ」


「何しにって決まってんだろ?琴美を誘いに来たんだよ。」


誘いにきたって・・・


「私約束してないし・・・。」


「いいだろ?どうせ暇してんだろうし、今から俺と出かけんぞ。」


「んな、勝手に・・・」


「後10分しか待てないぞ、俺は。」


「あー!はいはい分かりましたっ!」


なんか、すごーく強引だけど・・・まぁいっか!


私は急いで自分の部屋にあがった。


未来にたくさん奢らせよう!


シッシッシー


そんなことを思いながら二ヤけていた。


「あの、ものすごくキモい。」


「へ?!・・・ってか何勝手に入ってんのよ!!」


ドアの前に未来が立っていた。


「じゃ、早くしろよな~」


そう言って、出て行った。


「なんなのよ、アイツぅうう!!」





そんなこんなで、未来とのデート(?)はスタートした。

< 43 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop