甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~
孝太の部屋は男の独り暮しにしてはキレイに片付いていた。
いくら孝太でも男の人の部屋って緊張する。
ムダにキョロキョロして、まさに挙動不審。
「センパイ、コーヒーでいいですか?」
「う、うん、ありがとう」
「落ち着きませんか?」
「そ、そうじゃないけど」
「ちょっと、着替えてきますね」
「あ、うん」
なんか、あたし怪しすぎる。何しに来てるんだろう。
部屋着に着替えた孝太はマグカップを二つ持ってあたしの横に座る。
柑橘系の爽やかな香りがふわりと漂った。
孝太のいつもの香りだ。