甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~
「孝太と喧嘩でもした?」
笑い話でもするかのようにミドリは楽しそう。
「別に……。ミドリは知ってるでしょ!そもそもあたしと孝太は、そんな関係じゃないってこと」
「うん、知ってる。あたしが噂を流した張本人だし」
「はっ?」
悪びれもせず、そう言ってのけたミドリを凝視した。
「何で!?」
「面白そうだったから」
「は?」
……意味がわからない。
「仲良さそうでお似合いと思ったんだけど、ダメだった?」
「あのね……」
もう、何も言う気がしない。
「浩二と別れて落ち込んでいるカナを昔みたいに飲み歩いて慰めたかったけど、ほらもう行けないでしょ!?」
ミドリは大きくなったお腹を愛しそうに擦った。