甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~
「あたし、カナには浩二君とヨリを戻して欲しくて。
孝太からカナを取り戻すように煽ったのはあたしなんだ。
余計な事してごめん。色々揉めたんでしょ!?」
「ん、まあ、そうね」
お蔭で気付かなくてもいい事に、気が付いてしまったみたい。
「……心配してくれて、ありがとう」
それだけ言い残して事務所に戻ると、営業は殆ど出払っていた。
もちろん孝太も。
あたしもサボっている場合じゃない。
急いで見積りの修正に取り掛かった。