甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~
今まで原口主任のこと苦手だと思っていたけど。
そんな嫌な人じゃないのかも。
「……」
「何だよ?」
「どうして、その私のミスに付き合って頂けるのかなと思って」
「ああ、そんな事か。今までは自分の営業成績さえ気にしていれば良かったけど。
もう中堅だし、そうも言ってられないだろ?
野上みたいに出来が悪いヤツもいるし、全体のことを把握しておかないとな」
「すみません」
「冗談だよ」
そう言って原口主任は小さく笑った。