甘い君の唇にキス~恋の秘密は会議室で~


戸惑う事もなく、冷蔵庫を開ける孝太。

他人の家の冷蔵庫を開けるなんて、余程親しくないと出来ない。

孝太はあたしの事をどんな風に思っているんだろう。

なんて、その後ろ姿を見ながら思ってしまった。


「センパイ?」

振り向いた孝太と、ばっちり目があって恥ずかしくなった。 ガン見してたのがバレバレだ。

あたしは、多分孝太に恋してる。 孝太の特別に成りたいなんて。


ある意味、あたしは孝太の特別。

女嫌いの孝太があたし以上に親しくなれる女の子はいないだろう。


だったら、それだけで良かった筈なのに。

あたしはいつの間にか欲張りになってしまった。


……孝太があんなキスするからいけないんだよ。





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