奈那子が死んだ
「和くんごめんね、びっくり…したよね?」
たどたどしく謝ると和くんは目を少し見開いた後、にこりと微笑み私の頭を優しく撫でた。
「ちょっとびっくりしたけど大丈夫だよ。何か食べたいものとかある?」
「なんでもいいよ~。ファミレスとか!」
私がそういうと和くんは「とりあえず最寄駅行こうか?」といって微笑んだ。
すっとさりげないしぐさで私を出入り口へと案内してくれる。
私と和くんは二人でスーツの波にもまれて歩き出す。
和くんに学校であった事をいろいろと話す。
「あ、そういえば優香理ちゃんだっけ?いい子だね」
「そうなの。優香理には大学生の彼氏さんがいるんだよ」
優香理の大学生の彼氏は和くんほどではないけれど優しくてかっこいい彼氏さんがいる。
そんな他愛もない話をしているとあっという間に最寄駅についていた。
