小鳥と恋愛小説家
「あたしじゃダメなのよ………!!
あたしじゃカナヤをあんなふうに笑わしてなんてあげられなかった………!
あたしは自分の気持ちばかりで………ちっとも相手の気持ちを見ようとしなかったから…………!
何なのよ!?あんたは人のことばっかり………っ
お人好し!大っっ嫌い!!」
「ツバサさん………」
子供のように泣きじゃくって、ツバサさんはハンカチを取り出すとしばらくそれで顔を覆った。
ポケットからスッとハンカチが出てくるとこも、やっぱりあたしなんかとは違うなって…あたしは馬鹿なことを思ってた。
ツバサさんは、はぁ…と息を吐くと、顔をあげて今度はまっすぐにあたしを見つめた。
「…………だから、カナヤはあんたに返すわ。
あんたが何とかってサイトも辞めて……あたしなんかよりカナヤの方がよっぽど死にそうなのよ。
責任とってよね……。
あたしはあたしを好きになってもくれないあんなオタクにはついていけないの。
オタクどうし―――あんたとお似合いよ……!」
「……………!!!」