【完全版】秘密のフィアンセ☆ 下
それでも、佑斗は止めてくれない。
「は、離して・・・お願い・・・」
強引なキスなのに、ドキドキしてしまう自分がいる。
苦しい・・・。
息も絶え絶えになった時、ようやく止めてくれた。
「佑斗も、息切れてるじゃん・・・」
ボーっとした頭で、佑斗を見ると、表情ひとつ変えずに私を見つめている。
「悪いかよ・・・」
「え?」
「好きだから、お前の行動ひとつひとつに、振り回されるんだよ」