先生が生徒を監禁して


「おねだりしてみなさい」


「……、側に、いて?」


糸が切れたような感じがした。


抱きつく。ええ、いますともと言葉を行為に置き換えた。


抱きつき、しめあげる。


あ……、と苦しそうな声を聞いたが構わない。


「怖いことなどありません。俺が全て排除してあげますよ。ほら、雷なんてない。目を瞑って」


彼女の耳を手で押さえた。


「ほーら、何にもない。俺しか感じられないでしょう」


押さえた手。指の隙間から声と一緒に、優しく甘い吐息を入れた。


俺に言われた通りに目を瞑る彼女。


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