1ミリのキセキ
キョウヤ「…母親なんです。」


ミア「…何で弘君?」


キョウヤ「…いろいろとありまして…。」


ミア「…偽名?」


キョウヤ「恭夜が僕の名前ですよ…。」


ミア「…じゃあ…
弘ってだれ?」


キョウヤ「…バレたなら仕方ないな…。
少し歩きませんか?」


私は無言で頷いた。


静寂を保ったまま公園まで来た。


待っていると
恭夜が口を開いた。


キョウヤ「…僕…家では恭夜じゃないんです…。」

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