午睡は香を纏いて
神殿内も王宮も作戦に乗り気だった為、カインの発言は破棄され、
しかも士気を下げるとの理由で作戦から除外された。
それでもカインは何度も作戦中止を求めたけど、とうとう神殿内の一室に『修行』と称して押し込まれたらしい。
「中身はただの監禁だったけどな。対珠まで取り上げられたし。
でも、まともな食事が出ただけマシだったのかな。
ゼームは俺を嫌っていたから、これ幸いと修行期間をずるずる延ばしてさ、オルガ討伐戦が完了してからもずっと閉じ込められてた」
そんな生活にも飽きてきたある日の夜、カインはリレトの狙いを理解した。
「籠められていた部屋の小窓から、リレトを見つけたんだ。
戦果の褒美なのか、召使いだろう巫女を一人連れ歩いていたあいつを見ていて、禍々しいものを感じた。
そこには二人しかいないのに、何十人、それ以上の命の火があるように見えた。
禁忌術の構成呪文はさておいても、その性質は知っていた。あいつの目的も、それを完遂させたのも、すぐに分かった」
しかも士気を下げるとの理由で作戦から除外された。
それでもカインは何度も作戦中止を求めたけど、とうとう神殿内の一室に『修行』と称して押し込まれたらしい。
「中身はただの監禁だったけどな。対珠まで取り上げられたし。
でも、まともな食事が出ただけマシだったのかな。
ゼームは俺を嫌っていたから、これ幸いと修行期間をずるずる延ばしてさ、オルガ討伐戦が完了してからもずっと閉じ込められてた」
そんな生活にも飽きてきたある日の夜、カインはリレトの狙いを理解した。
「籠められていた部屋の小窓から、リレトを見つけたんだ。
戦果の褒美なのか、召使いだろう巫女を一人連れ歩いていたあいつを見ていて、禍々しいものを感じた。
そこには二人しかいないのに、何十人、それ以上の命の火があるように見えた。
禁忌術の構成呪文はさておいても、その性質は知っていた。あいつの目的も、それを完遂させたのも、すぐに分かった」