馬鹿、ごめん、今の嘘。
朝、学校に行くと、



早く着すぎたのか、靴箱には5人しかいなかった。



教室には、イジメのグループが話していた。




「ねぇ、アイツ最近全然泣かないよね。」


「超ウザいんだけど。」


「ねぇ、やっぱりさ、親友からのダメージが一番大きいと思うんだよ。」


「そうだね…じゃ、今日はアイツ使っていじめやるか。」




心は怒りでいっぱいなのに。




あたしの体は震えたまま。




あたしは、どうして何も出来ないのだろうか。



漫画の主人公みたいに、


どうしてガツンといってやれないのだろうか。






私はどうして、


ここまで腐った人間なのだろうか。
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