先輩好きです!!
「完成!!!!!」

やっと...終わりました。

「皆さんお疲れ様です!
では、明日成功させましょう!解散です!」

終わりました。あまり皆を仕切ることなんてないですから
ドキドキしました。でも無事終わってよかったです。

じゃあ、私は先輩の所へ向かわなくては。

「先輩♪帰りましょう~」

あれ...まだ準備してます。
あ...私達のクラスは終わっても
他のクラスの方たちは終わってないんですよね。
すると先輩はこっちに気づいて少し申しわけなさそうな顔をしてた。
先輩のためならば待っときましょう!

「愁~!私も手伝う~!」

「あっ、ずるい~。私も手伝う~」

「じゃあ、向こう手伝ってあげて?もうここは終わるから。」

「向こうも終わりそうだもん。ここにいる!」

や...やっぱり先輩はモテモテです。
でも皆さんは表の顔にやられてるんでしょう。
私は裏の顔ですもん♪
表の顔の先輩は...

「あ、深歌ちゃん...」

「あ、虔先輩と英司先輩!どこか行くんですか?」

「俺は抜け出そうと思ってた。ってか、深歌って呼び捨てで呼んでいい?
ちゃん付けとか俺無理。」

虔先輩確かにちゃん付けで呼ばなさそう・・。

「あ、全然構いませんよ。」

「何?愁待ってるわけ?」

「あ、そうです。英司先輩もサボりですか?」

「いや?そういうわけでもない。
多分愁あのけばい女達に捕まって当分帰れないと思う。
愁って絶対あの中で好きな奴いると思うんだよな~。
じゃあ、俺ちょっといってくる」

「なんか...カリカリしてますね。」

「まぁ...ちょっとな。英司の言葉気にすんな。
あいつ愁とモメていらいらしてるんだから。
でも多分当分のおわらねぇから。」

・・そうですか。

「元気出せよ。そんな顔で待ってるよりニコニコして待ってる方がいいんじゃね?
きっと痛いほど深歌の気持ち伝わるって。
もし暇なら...____」

???
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