二つの恋
昼休み…。
私にとって最悪な昼休みがきた…。

私はとぼとぼと廊下を歩いていた。

すると前から声が聞こえてきた。

『おいっ!日向危ない。前見ろ!』
その声の主は新だった。

私が目の前を見ると
目の前には山積みの段ボールが置いてあった。

「危な…。」
私は呟いた。
『日向!お前元気ないな。どうした?』
「ちょっと悩んでてさ…。」
『悩むんだ…。』
「そりゃ誰だって悩むときはあるよ」
『まあ元気だせって!』
新は琢磨くんの笑顔みたいに笑った。

「新…。優しいとこあるんだ…。なんか元気でたよ!」
『おう!』
そういって新は私の髪の毛をくしゃっと撫でた。

新…。
なんで二人ともこんなかっこいいんだろう…。

『じゃあ俺凛とかいうやつによびだされてっから!元気出せよ!』
「うん!」

二人に本当に救われた…。

< 5 / 26 >

この作品をシェア

pagetop