甘い罠







………








「麗、無理に笑わないで…気持ち悪いから。」






そう言った途端、麗は普通の顔にすぐ戻した。





…やっぱり、嘘の笑顔だったんじゃん。






怪訝な目で麗を見る。






すると麗は少し眉毛を下げて




「まぁまぁ、そんなに睨まないでよ~。


…つぅーか、無理してでも笑わないと姫華に何かしそうなんだよ。






…昨日みたいに…?」




と最後は首を傾げて妖艶に笑った。









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