華麗なる反抗期

「えーっと、それは……」
「だから、僕うさちゃんのこと好きなんだ」

好き。

好き好き好き。

…………好き!!?

「先輩がッ!!?」
「うん、そうだよ」
「ひ……人、間違ってません?」
「僕は君が好きなんだよ。間違えるはずない」
「…………えぇッ!!?」

ま、まさか、そんな……。

両思い……。

「…………そんな」

なんでなの。

恋が叶ったんだよ。

カッコよくて、女子にもモテる先輩と両思いだったのに……。



< 104 / 135 >

この作品をシェア

pagetop