泣き虫Memories
そして僕は、昨日のすべてを思い出した。


泣き、パパとママを呼び続ける僕を、亜美はどんな顔で見ているのだろう。

怖くて顔を見ることができなかった。


呆れ果てる亜美が、そこに座っているような気がして。


今日の朝。
亜美に最初に言われたこと。

ーー男だったら泣くな


今の僕は、最悪だ。
亜美はもう、僕と一緒にいることが嫌になっただろう。
そう思った。



でも。

『今は泣いたって、怒らないから。』


優しい声だった。
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