マイ・シュガーランド



「あ―・・
けど、彼氏もちだよね?
相手がいる子に連絡先きくのは失礼だよね・・
残念だけど…」



「全然です!!

あの!彼氏じゃないし!
柘植ちゃんのが好きだもん!!
すごく嬉しいぃ!!」



大興奮のままバックから携帯を取り出す彼女。


その姿を唖然と見つめるわたし。
と、彼・・・








「――――ミホ?!お前なに言ってんだよ?」



彼は怒りに満ちた様子で彼女の携帯を取り上げた。




「ちょ!なにすんのよ!!

あんたなんて売れないホストだし、柘植ちゃんの方がいいに決まってんじゃん!!

あ、てかさ~
ナナコとまた付き合ってあげなよ!ね?」







――――なに、言ってる、の・・?





人の気持ちを…

なんだと思ってるの―――?






< 134 / 160 >

この作品をシェア

pagetop