白銀の翼~白銀の彫刻と金の瞳の乙女~
その日、朝から第三部舎は忙
しそうだった。
バタバタと人が走り回り砂ぼ
こりが絶えない。
そんな中一ヶ所だけ平緩な所
があった。舎の端にある物置
小屋。
そこでリセラ達は縄作りを命
令されていたが糸だけ目の前
に用意してだらけていた。
「ふわぁ…」
髪をいじりながらリセラはあ
くびをした。今朝は日の出前
にたたき起こされ眠くて仕方
なかった。糸の山を挟みタラ
ンは横になり眠っていた。ロ
ワだけがしこしこと糸を編ん
でいる。
「ロワ、適当でいいよ」
「うん。でもやったっていう
証拠は残さないと」
くせ毛を肩の上で揺らすロワ
は幼く見える。ここは光があ
まり入らないし。しかもカビ
臭い。そんなところでも土だ
けの床しかもむしろもひかず
に寝れるタランに違う意味で
尊敬する。呆れた顔でその姿
を見ていた方リセラはふと思
いついたことを傍らにいるロ
ワに言ってみた。
しそうだった。
バタバタと人が走り回り砂ぼ
こりが絶えない。
そんな中一ヶ所だけ平緩な所
があった。舎の端にある物置
小屋。
そこでリセラ達は縄作りを命
令されていたが糸だけ目の前
に用意してだらけていた。
「ふわぁ…」
髪をいじりながらリセラはあ
くびをした。今朝は日の出前
にたたき起こされ眠くて仕方
なかった。糸の山を挟みタラ
ンは横になり眠っていた。ロ
ワだけがしこしこと糸を編ん
でいる。
「ロワ、適当でいいよ」
「うん。でもやったっていう
証拠は残さないと」
くせ毛を肩の上で揺らすロワ
は幼く見える。ここは光があ
まり入らないし。しかもカビ
臭い。そんなところでも土だ
けの床しかもむしろもひかず
に寝れるタランに違う意味で
尊敬する。呆れた顔でその姿
を見ていた方リセラはふと思
いついたことを傍らにいるロ
ワに言ってみた。