サクラ誘惑




「入学式の日に言っただろーが」


…キスする理由?

いや、聞かされてないって。


そんな私にはーとため息をつき、仮教師は言った。


「君のこと気に入った、って」


「…………それ?」


「それ」


「だからってなんで私なのよ」


「こうやってオレに盾突くところが好き」


「…は?」


今私、好きって言われませんでしたか?


「つーことでいい?」


そう言ってまた顔を近付いてくる仮教師。


「だめだめだめだめ!」


それを慌てて止める私。




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