こんなに好きなのにっ!!
風都に文句を言われながら家を出て、向かったユナの家。



朝からカワイイな、ユナ…。



「どこ行くか決めたの?」



声までカワイイな…。



ベッドの中ではもっとカワイイ声なんだけど…ってのは今は置いといて。



「遊園地とか寒いから水族館」

「楽しみ~!!」

「じゃ、行こうか」



ユナと手をつなぎ、向かった待ち合わせは駅前。



倉市は早めに来てて、俺はユナとゆっくり…。



美和ちゃんいなくね?



「先輩って絶対モテるよね」

「なんで?」

「私服もかっけぇって、反則だと思う。ソレ、アメリカ限定じゃん…」

「家の親父、服屋やってんの。アメリカから直輸入だからタグは全部英字」

「紹介してよ!!穴場じゃん!!」

「古着で売れねぇよ?」



早速服について語ってしまった…。



ここで男女に分かれるのはいただけない。



今日はユナの作戦で倉市と美和ちゃんをくっつけなきゃ。



「遅れた!?」

「みんなが早かっただけだよ」

「よかった~…。おはよ、ユナ」



男女に分かれるのは絶対ダメだって!!



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