こんなに好きなのにっ!!
初体験ってヤツは14の終わりだった。



その時付き合ってた彼女と。



すげー緊張したし、お互い初めてで戸惑ってばかりだった。



それからすぐにソイツとは別れたけど。



あれから2年以上。



場数だけ踏んだ気もするけど…。



「それ…とも…?」

「俺の下で寝る?」

「あははっ!!エロ親父っぽい!!」

「肯定、いただきました」

「いいよ、好きだから…」



気がつけば久しぶりだった。



元カノと別れたのが4ヶ月前。



それ以来…。



「あんまり見ないで…」

「暗くて見えないって」

「恥ずかしい…」

「イヤだとか痛いとか、そんなん言ってもらって構わないので」

「優しいね、悠都君」

「そうか?」



そうでもねぇよ。



だってこの日、俺は琴里がぶっ飛ぶまで攻め続けた。



夢中で。



そして全てを忘れたくて。



欲望や欲求のまま、窓の外が明るくなるまで琴里の体に溺れた。



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