夏の空を仰ぐ花 ~太陽が見てるからside story
そしたら、何度倒れても何度再発しても、大丈夫だろ。


「あたし、ここで生きてくよ。寿命が尽きるその日までさ」


母は、何も言って来なかった。


隣のパイプ椅子に浅く腰掛けて、静かにあたしの声に耳を傾けているようだった。


「学校なんか、もう行きたくない」


行ったって惨めになるだけだ。



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