完結【イケメン双子・容姿端麗な幼なじみ】愛~eternity~





「ッおい!!」




「………。」




「ッちょっと待てって!!」




竹田の言葉に振り返らずに瑛奈は立ち去ろうとした。






“グイッ”




「…何!?手離し…ッ!!」




“ドンッ”




「ハァハァ…何するの!?!?」




「…好きだからキスしただけ。」




竹田は立ち去ろうとした瑛奈の手を掴むと、それを振りほどこうと向いた瑛奈にキスをした。






「…ごめん。…本当に好きなんだ。…俺じゃダメ?」




「………。」




竹田の言葉を聞かずに瑛奈は走り去っていった。









===









「…ハァハァハァハァ。」




どれだけ走っただろう…




瑛奈は教室を飛び出し、無我夢中で走ると、家の近くの公園まで走ってきていた。






「(キスされた?…陸斗にしかされた事なかったのに…

何で?きぃ何か悪い事したのかな??

………陸斗を好きでいる事はそんなにいけないの??

…もう、どうしたらいいか分からないよ…。)」




瑛奈は竹田にキスされた唇を何回も手で擦り、声を殺しながら泣いていた。


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