完結【イケメン双子・容姿端麗な幼なじみ】愛~eternity~





「明日は朝から買い物だっけ?~~はいはい。

ちゃんと起きるから大丈夫だよ(笑)」




その時、陸斗はあゆみと電話をしながら公園の前を通りすぎようとしていた。






「(…!?瑛奈??何であんなとこに1人でいるんだ?)

…あゆみごめん。また後でかけ直す。」




公園のベンチに1人座り、俯いている瑛奈の姿に陸斗は気がつくと、あゆみとの電話を切り公園へと入っていった。






「…瑛奈?」




「…!?陸ッ!!…どうしたの?」




公園に入ると、陸斗は瑛奈の近くに行き、声を掛けた。




瑛奈は陸斗の声を聞くと、急いで涙を拭い、顔を上げると精一杯の明るい声で答えた。






「…どうしたのじゃねーよ。

…瑛奈こそ何やってんの?」




「…ちょっと考え事。

…じゃあ、きぃはそろそろ帰るから。

陸斗も早く帰りなね?バイバイ♪」




瑛奈は陸斗と目を合わせずに平気なフリをして帰ろうとした。


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