完結【イケメン双子・容姿端麗な幼なじみ】愛~eternity~
“グイッ”
「…!?」
「…まぁ、もう少し座ってろよ。」
陸斗は立ち去ろうとした瑛奈の腕を掴むと、ベンチに座り直させた。
「…何か、この公園小さくなったんじゃないか?」
少しの沈黙の後、陸斗は口を開いた。
「…それは陸斗が大きくなったから、そう感じるんだよ(笑)」
「そうかな~?」
「…そうだよ(笑)」
陸斗との会話に瑛奈からは自然と笑みが零れた。
「…目が腫れてる。」
「えっ?……。」
さっきまでの涙のせいで腫れてしまっていたまぶたに、陸斗は手を優しく置いた。
「…陸斗の手冷たくて気持ちいい…」
「心が暖かい人は手が冷たいってゆうしな♪」
「(笑)…そうだね…ッ陸斗…きぃね…ッ…」
優しくしてくる陸斗に、瑛奈の目からはまた涙が溢れてきていた。