完結【イケメン双子・容姿端麗な幼なじみ】愛~eternity~
‐数日後‐
「(俺も早く瑛奈の事諦めなくちゃな…。)」
学校帰り、海斗は1人考え事をしながら歩いていた。
「キャッ!!やめて下さい…ッ!!」
「いいじゃん♪ちょっと位遊ぼうよ♪」
「…結城さん!?」
海斗が公園の前を通り過ぎようとした時、男にからまれている由奈の姿に気がつき、急いで駆け寄った。
「…!?海斗君ッ!」
海斗の姿に気がついた由奈は男の手を振りほどくと、海斗の方へと逃げる様に走ってきた。
「お前なんだ~?…まぁ、大人しく帰れよ!!」
「…無理です。」
凄む男に海斗は無表情のまま静かに答えた。
「ッなんだと!?ッお前!!やるのか!?」
あまりの海斗の淡々とした態度に、キレた男は海斗の胸ぐらを掴んだ。
「…離せよ。」
「…!?ッテテテ!」
自分の胸ぐらを掴む男の手を、海斗は力任せに掴むと静かに言った。
「…!!なんだよ!!冗談だよ!!」
海斗の思わぬ腕の力に、男は何も返す事が出来なくなると、その言葉を残し逃げる様に去っていった。
「…結城さん大丈夫?」
「ッうん。…恐かった。あッりがとぉ。」
男が立ち去り心配そうに海斗は顔を覗き込むと、安心した由奈の目からは涙が零れた。
「…泣くな…。もう大丈夫だから。」
由奈の涙を目にした海斗は…
困惑しながらも由奈を…
そっと抱き締めた。