クローバー
「んじゃ白草さん。先生車持って来るから待ってて」
「はい」
「それと、親に連絡するけどいい?」
「あ…はい。よろしくお願いします」
先生はあたしに笑いかけながら車を取りにでていった
保健室で一人ぼっちになってしまった
「さっき…転んだとき……」
転んだときを思い出す
あれは転んだというより
「足の力が急に抜けたっていった感じ…」
何か心が曇っている感じがした
ふと…朝の倦怠感が蘇ってきた
う…なんか倒れそう…
鼻血は止まるどころかまだ出続けている
やば…もう…
と思うと意識を手放した