クローバー



「んじゃ白草さん。先生車持って来るから待ってて」



「はい」



「それと、親に連絡するけどいい?」



「あ…はい。よろしくお願いします」



先生はあたしに笑いかけながら車を取りにでていった



保健室で一人ぼっちになってしまった



「さっき…転んだとき……」



転んだときを思い出す



あれは転んだというより



「足の力が急に抜けたっていった感じ…」



何か心が曇っている感じがした


ふと…朝の倦怠感が蘇ってきた


う…なんか倒れそう…



鼻血は止まるどころかまだ出続けている



やば…もう…



と思うと意識を手放した




< 34 / 291 >

この作品をシェア

pagetop