クローバー
「どうしてって…ボールを取ろうとしたら……」
「どうしたの?」
「あ…いえ…」
「んで顔面からドテってコケたんだよな」
コクッ
「まぁ〜、それで鼻をおもいっきりって訳ね」
「はい…という訳です」
「ふぅ〜。分かったわ。でも、鼻血止まらなすぎるから先生の車で病院に行くわよ」
「いい?」と聞いてきたから頷いた
「果梨君は帰っていいわよ」
「え…あっはい。んじゃ帰ります」
果梨がたどたどしく言うと立ち上がった
「果梨!監督によろしく」
「おう」
果梨は保健医に頭を下げてでていった