続 ・ 秘密の恋愛レッスン
「あ、あの・・・」
「ん・・・?」
「やっぱ、なんでもないっ」
何の写真?
そう喉から出かかった言葉を
飲み込んだ。
「ってか、ここで何してんの?」
「和弥がいないから
探しにきたんだよ?
和弥こそ何してるの?」
「ちょっと夜風にあたってた」
そう言って夜空を見上げた。
「なぁ、
着いてきて欲しいとこがあんだけど」
「う、うん!」
私が答えたら、旅館の外に歩き出した。
私も後に続いた。