blue tears love ~僕等の秘密~
「ホント久しぶりだな。お前と一緒にここでやれると思っていたのに残念だったよな…石山覚えてるか?お前とライバルだった奴。あいつ今、また調子良くてさ。インターハイも優勝したんだぜ。でも、ホントお前ついてなかったよな…」


…ついてない…なんだよ…その言い方。


「…」  僕が答える言葉を考えていた時だった。



「ついてるとかついてないとか、いちいち腹が立つんだよ」


ルカはいきなり横に来てそう言うと、僕の洋服の肘の部分を引っ張ってずんずん歩いて行った。必死でついていく僕に歩きながらルカは小さな声で「皆わかってないよ」と言った。



そのまま校門を出て、しばらく歩いた。


「ちょっと待って」


僕がちょっと息を切らしながら言うと、ルカは立ち止まって笑いながら言った。


「抜け出し成功…」


「でも、先生や友達心配してるんじゃない。さっきだって…」


「いいの。誰も本気で心配してないって。ねぇ、一緒に水族館行かない」


「いいけど…」



ルカのペースに押されつい返事をしてしまい、僕はバスに乗った。
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