blue tears love ~僕等の秘密~
「あのさ、でも、なんで水族館なの?」


「なんでって?」


…まずかった…僕は後悔した。


…さっき先生との会話も気になって聞いてしまったが、きっと、そんなことどうでもいいでしょ。とか、言わなきゃいけない。という返事が返ってくるのはだいたい見当がつくのに。


「なんでかって、癒されに…」


そう言うと、ルカは窓に頭を付けながら目を閉じた。


まさかの答えに僕は思わず「ふぅー」と息を吐いた。


水族館に着いたのはもう三時になろうとしていた頃だった。


ショーも最終の回が始まろうとしている時間だから、今から入場しようという人はほとんどいない。



僕達は帰る人と逆に展示コーナーを見て回った。
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