気まぐれ探偵はお嫌いですか?
タクシー代を払った凱と一緒に行ったお店は見るからに高そうなお店。


「あの……凱。ここは?」


「決まってるじゃないか。パーティーの服を買う場所だよ。」


「そんなのわかっていますよ!ここで買い物をするんですか?」


「ああ、そうさ。何かおかしいかい?」


おかしいも何も、私は普通の私服だし凱はいつもより髪を整えたくらいで服はジャージ姿だ。


「こんな姿で入るお店ではないと思いますけど…。」


「ああ、それなら大丈夫。さあ、行くよ。」


どこからその自信が来るのかは、わからなかったが凱に手を引っ張られ私達は店の中へと入って行った。
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