【完】優しい彼の温もりに包まれて
瑠夏Side


一旦、丈瑠君と別れ教室へ戻る


「瑠夏、大丈夫?」


自分の席に座ったと同時に捺稀に声を掛けられる


今は幸い休み時間だったため賑やかであたし達の声は響かない


「ごめんね…あんな話しをしちゃって。」


「ううん、良いの。しばらくは一緒に登校出来るよね?」


あたしは小さく頷いた


葉月高校は45分授業


3時くらいまでには終わるんだ


だからバイトも出来る


先生の許可が必要だけどね


バスの時間があるからで2時間半くらいしかバイト出来ないんだけど…


ほぼ毎日入れて貰ってる


家に居たくないから。


「皆、席に着け。この時間の英語は自習になった」


重そうな束になった英語のプリントを配る多川先生
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