【完】優しい彼の温もりに包まれて
「貧血と栄養失調?顔色悪いこと気付いてたけどまさか入院とはな…」


あたしだってびっくりしたもん


気が付いたら保健室じゃなくて病院だったから


「気をつけてな。捺稀、俺帰るけどどうする?」


捺稀に聞く圭輔君


「結構、長く居たし心配だけど帰ろうかな?」


表情からして心配してくれてることが分かる


「捺稀と圭輔。ちょっと俺、出るから戻って来るまで居てくれるか?」


「「分かった」」


見事に揃った2人の声


丈瑠はあたしに笑いかけてから出て行った


「丈瑠って瑠夏ちゃんには優しいよな」


何かを感じ取ったような顔をした圭輔君


「丈瑠君にしてみれば瑠夏は特別だよね。あんな笑顔見たことない」


話しを進めていく2人
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