【完】優しい彼の温もりに包まれて
「丈瑠はただ、あたしが可哀相だから接してるだけなんだよ」


「そうかな~?あたしから見れば違う気がする。圭輔はどう思う?」


圭輔君に問い詰める捺稀。


「これは何かあったな~。後で丈瑠に問い詰めよっ。楽しみ」


なんだか楽しそうな圭輔君


----ガラガラ


ゆっくりと病室のドアが開いた


「瑠夏、後で沙穂と母さん来るってよ?」


丈瑠が戻って来たんだ


光莉さん達まで来てくれるとは申し訳ない


「じゃあ、俺達帰るわ。瑠夏ちゃん、お大事にね」


「瑠夏、また来るね?」


圭輔君と捺稀は手を振って帰って行った


----トントン


次は誰?


「瑠夏、私達帰るわよ?」


入って来たのはお母さん達


「帰れば?」


あたしは素っ気なく返す
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