【完】優しい彼の温もりに包まれて
「何?その態度。ムカつくんだけど?」


「だってあたしのこと嫌いだから叩いたりするんでしょ?あたし、親でも信頼してないよ」


「あんた、良く親に向かってそんなこと言えるわね?」


…だって本当のことでしょ?


あたし、嘘は付かないから


「私だって貴女のこと信頼してないから」


----バシッ


あぁ~今日、何度目?


最近、叩かれること多いな


もう…呆れて言い返す気力もないわ


耐えるのも疲れた


「実頼さん、今日は帰ってください。」


そういえば、丈瑠も居たんだったね


見られちゃった…。


「貴方が言うなら帰るわ。じゃあね」


お母さんは丈瑠に笑顔を振り撒いて帰って行った


もう嫌だよ…
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