【完】優しい彼の温もりに包まれて
丈瑠Side


瑠夏に別れを告げられて数日


本当はショックだった


瑠夏に“別れよう”と言われたこと。


別れを告げられたその日に待ち伏せしてたけど…


瑠夏には元気がなく今までの中で1番冷たかった


俺、なんかしたか?


ずっと避けられてる


「丈瑠、どうした?最近、元気ないな」


コイツには瑠夏に別れを告げられたことまだ言ってないんだ


「…瑠夏と別れた」


「はっ??」


「というか、別れを告げられたって言った方が早いな」


「何で?あんだけ仲良かったのに…」


「俺だって分かんねぇよ。まだ好きなのにさ」


「だからか…お前、笑わなくなったもんな。瑠夏ちゃんと居ると笑ってるのに」


確かに笑わなくなった


というか瑠夏が隣に居なくなったから笑えなくなった


昔の俺に逆戻り…
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