【完】優しい彼の温もりに包まれて
「知ってる?瑠夏ちゃん髪型変えたんだって。」


……はっ?


「可愛くなったから狙うヤツたくさん居るだろうな」


「何でお前が知ってんだよ?」


「噂流れてるよ~」


瑠夏、今まで以上に可愛くなったのか?


見てみたいけど俺、避けられてるからな…


とりあえず屋上行こう


「屋上行ってくる」


俺は携帯をポケットに入れ廊下を歩く


すると目線の先には瑠夏の姿


髪型が変わっても好きな奴のことだから見間違えたりしない


本当、更に可愛くなってるじゃねぇか…


フラフラしているのが見て取れた


廊下には誰も居ない


俺は咄嗟に瑠夏を支えた


「離して…」


「嫌だ。離さない」


「丈瑠と居たらまた同じような事が起きる」


訳の分からないことを話す瑠夏
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