【完】優しい彼の温もりに包まれて
瑠夏Side


今日もいつもと同じ時間に目が覚める


さっさと準備してリビングへ向かう


「おはよ」


あたしはお母さんに挨拶をする


「おはよう」


今日も機嫌が悪いな…


お母さんは機嫌が悪いと顔に出る


「お父さん、おはよう」


「おはよう。今日から授業か?」


新聞を読みながら聞いてくる


「うん。昼までね。その後バイト」


「あんまり遅くなるなよ」


「分かってるよ」


お父さんは心配性なんだから…


バイトをしてるのはお母さんは知らない


「瑠夏、さっさとご飯食べなさい!!」


「分かってるって!!」


お母さんは機嫌が悪いと口調がキツくなる


あたしまで機嫌悪くなるじゃん


あたしはキツい口調で言われることが嫌いなんだ
< 37 / 764 >

この作品をシェア

pagetop